学習障害と診断されるまで ④
小学校に入学してから見た
宿題に取り組むモチオの姿は、
これまでに私が見たことのないものでした。
毎日泣いて叫んでやっていたのですが、
宿題が分からなくて泣いている 、
宿題をしたくなくて叫んでいる、
というのとは違うように感じました。
これは完全に母親の勘なのですが。。。
どちらかというと、
「苦しんでいる、混乱している」に見えたんです。
言い方は大げさかもしれないけれど、
全身でSOSを出しているように見えた。
「落ち着けばできるわよ!」と、
当初は声を荒げていた私でしたが、
そう言いつつも
(本当に落ち着いたらできるんだろうか?)
(もっと根本的な問題なんじゃないだろうか?)と感じていました。
そこで、6月に入るころには担任の先生にお手紙を書き、
そのときにははっきりと
"学習障害ではないかと思う"と書きました。
入学してすぐのことなので、
字の読み書きがままならない子は他にもたくさんいました。
なので、先生からは「みんなそんな感じですよー」なオーラが
びしびし伝わってきましたが・・(*_*;
それでも、すぐにスクールカウンセラーの予約をとってくれ、
ここで初めて相談という事になりました。
スクールカウンセラーの先生は、
すぐに療育センターでの検査を勧めてくれ、
同時に宿題での配慮もアドバイスしてくれました。
宿題はちゃんとするもの!、
学校の先生が言うことは守るもの!という思い込みのあった私は、
「え?減らしたり変えてもいいんですか???」と驚きました。
私が下書きをした上をなぞる、
音読は私が最初に読んで聞かせて一緒に読む、
無理はしなくてOK!
などなど、ゆる~い感じにしていくと、
モチオのパニックは収まったかと思います。
あのころ、無理にでも宿題を推し進めなくてよかった・・・
すでに宿題を開くだけで涙が出ていたモチオは、
とても追い詰められていたんだと思います。
続く。
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