学習障害な息子との日々

~ 学習障害(LD)と診断された息子「モチオ」との奮闘記です ~

学習障害と診断されるまで ③

さて、

 

mochimochi2222.hatenablog.com

 

で何となく感じていた違和感から、
ぼんやりとモチオの抱える困難さに気が付き始めた私ですが、
特にアクションは起こさずモチオは小学校へ入学となりました。

 

 

というのも、家の事情でそれどころでなかったのと、

就学前の健康診断でも問題無しだったからです。

「そうよね、やっぱりモチオは普通よね」と当時の私は考えていました。


ところが、入学して早々にあのときの違和感の正体が
はっきりと目の前に立ちはだかったのです!

 

それは宿題

以前も書きましたが、

それはもう時獄だった・・・

6月には担任の先生に相談し、

スクールカウンセラーの先生と面談、

宿題を少しずつ少なくしたので実質2か月も無かったと思うのですが、

それでもあの時は出口の見えないトンネル状態でした。

 

まず、音読が読めない。

何度も何度も教えるのですが、

ひらがなの短い文章が読めません。
読めないことにモチオも苛立ち、

髪の毛が抜けそうな勢いで頭をかきむしるのです。

 

ひらがなも書けないし、

漢字の書き取りなんてもうパニックでした。

泣き叫ぶモチオに「落ち着けばできるわよ!」と私も叫ぶ。

児童虐待と通報されるかも。。と窓をそっと閉めたほどです。

 

学校の後、寝るぎりぎりの時間まで何度も休憩をはさみながら

つきっきりで宿題でした。

みんなこんなことをしているんだろうか。。

何年生になれば自分ですっと宿題をやるようになるんだろう。。と

終わりが見えずに苦痛でした。

 

もしかしてひらがなをひとつも読めない、

認識してない、文字ってものが分からない??
自分がそれくらいの年齢でどうだった??

1年生の普通って何?ってもう大混乱です。
ためしに、時計やいす、机。。などなど、

家中のものに大きくひらがなで名前を書いた紙を貼ってたこともあります。

「これは?ほら、“とけい”だよ!」って感じで、

今思えば私も相当追い詰められてました。

ヒステリックに怒ったりもしました。

本当にごめん。。モチオ。。。

 

そんなとき、ふと頭に「そういう子なのかも・・!!」

浮かんだんです。

きっかけもなにもなく、本当にパッと。

トム・クルーズなどなど著名人の方々の記事をよんだことがある、

世界にはそういう障害の人もいる、というくらいの知識でしたが、

実際にネットで調べたらまさにモチオじゃんと思いました。

そこから担任の先生へ即相談、

スクールカウンセラーの先生と面談となった訳です。