学習障害な息子との日々

~ 学習障害(LD)と診断された息子「モチオ」との奮闘記です ~

学習障害と診断されるまで ② 

モチオに最初に違和感を感じたのは、

保育園の年中の頃だったと思います。

 

モチオは文字に全く興味を示さなかった

もちろん個人差もあるので、

最初はそんなもんだろうと思っていました。

 

ですが、当時のモチオと言えば、

博士!!とクラスのみんなに言われるほどの生き物好き。

恐竜・昆虫・魚・動物などなど

子供向けの図鑑を毎日広げて眺めていました。

もちろん読むのは私の仕事。

そして図鑑はについているDVDをずーっと見ていました。

生き物のドキュメンタリー番組も大好き!

 

そんなモチオが全く文字に興味を示さない。

私はそこが妙に引っかかっていたんです。

よく聞く話で、

ポケモンが好きで図鑑ばかり眺めていたらカタカナを先に覚えたのよ~」

がそろそろモチオの身に起きてもおかしくなさそうな状況なのに、

自分で読める文字は一文字も無かったのです。

同時に、これって何て読むの?というような、

文字を知りたがるような話も出ませんでした。

 

 

それは年長になっても変わらず。

少しずつ文字の読み書きができる子も増えてきて

お友達からお手紙をもらうこともありましたが、

モチオは一文字も読めずでした。

文字そのものに興味がないというか、

認識してないのか、

「お返事を書く、書きたいから教えて」という事なかったと思います。

 

一度保育園の先生に聞いてみたのですが、

興味を持つ時期には個人差がありますよーだったので、

「やっぱりそうか!そうよねー!」とホッとする私。

小学校で教えてもらうんだもん、

名前も書けなくてもまぁいいだろう!くらいに思っていました。

 

そんな日々の中、決定的な事がありました。

当時通っていた習い事で

連絡ノートのようなものがあったのですが、

全く違う人のものを持って帰ったのです。

連絡ノートはずらーっと並べてあり、

その中から自分のものを選んで持ち帰るシステムでした。

(いつもは私や先生に一度確認をしたり、聞いていました)

 

保育園では嫌というほどすべてのものに大きく名前を書いています。

ロッカーにも大きく名前が貼ってあり、

年長にもなれば自分で着替えなどの管理をしています。

ですから、文字を読めなくても自分の名前の文字は

記号として、かたまりで認識しているはずなのです。

 

それなのに、全く一文字もかすりもしない名前のノートを持って帰ってきた・・

このことで、私は

「モチオは自分の名前すら認識していないのかもしれない」

 と、ハッとしました。

 

漠然と感じていた違和感が

ぼんやりとでしたが形になってきたのです。

その後、小学校に入学して、

はっきりとした確信に変わりました。