学習障害な息子との日々

~ 学習障害(LD)と診断された息子「モチオ」との奮闘記です ~

読み物として伝える

何度か書いていますが、

モチオは私の話は基本的にシャットアウトです。

 

私の事は大好きで、いつもお母さんにべったり。

会話は楽しくできるし、

興味のある事の話は目をキラキラさせて聞いてくれます。

 

ところが!

 

 

真剣な話になると無理みたい・・・。

例えば、

「〇〇みたいなことは人が嫌な気持ちになるからしないほうがいいよ」

「これはもっとこうしたらいいと思うんだけど、どうかな?」

「鉛筆よりシャープペンの方が書きやすいかもね、試してみる??」

「宿題のこの問題はね・・・」

 

などなど、

日常生活の話も、

注意も、

前向きな提案も、

宿題などの困りごとへのアドバイスも。

私が真剣な話をしようとすると、

モチオにとって興味の持てない話をすると、

びっくりするくらい聞いていません( ゚Д゚)

 

もう、姿勢からして聞いてない。

うんうんと頷きながらも、

普段は見向きもしないぬいぐるみをいじったり。

急にごろごろ寝っ転がったり。

「もうわかった」と話を途中でシャットアウトしたり、

「いや、それはいい」と試しもせず終了したり。

 

これが地味にストレス。

私もついつい熱がこもると話が長くなるんですが、

それにしても最初から聞いてないのは辛い。

 

なるべく逃げ場のない(言い方は悪いですが・・・)お風呂場とか、

布団の中とかで話したりもするのですが、

それは使えるタイミングが限られています。

 

そこで最近は、

簡単なイラストと例え話を、

絵本風に描いて読んでもらっています。

 

それこそ自由帳とか落書帳を買ってきて、

えんぴつでさささーと。

色も塗らずに。

 

事前に、「読んでほしいものがあるんだけどね」と伝えて、

読む姿勢に持ち込んでから読んでもらいます。

文字を読むのもストレスになるので、

なるべく文字は少なく。

私も一緒に絵本の様に読むこともあります。

 

それだと、とりあえずは最後まで読んでくれるのです。

 

かなりの手間がかかりますが、

お互いに嫌な気持ちになって

不穏な空気で終わるよりは良いかなと・・・。

 

最近伝えたのは、

君と母は違う人間だから伝える努力しようねというお話。

モチオはこのあたりの線引きが曖昧なのか、

突然困りごとや怒りをぶつけてきて、

さぁ理解しろ!即解決しろ!という事が多いのです。

 

これは最後まで読んでくれて、

「うん、わかった。気を付けるね」と言っていました。

 

おぉ、なんか手応え!

 

もちろん一度で伝わるわけではないので、

折を見て読み聞かせしようと思います。