藤堂栄子先生のお話を聞いて
先日、認定NPO法人EDGE会長、藤堂栄子先生のお話を聞いてきました。
HPは見たことがあったのですが、
認定NPO法人EDGEとは、
ディスレクシアの正しい知識の普及・支援を目的とした団体なんだそう。
↓
そこの会長を務めていらっしゃる藤堂先生お話。
テーマは、
「読み書きに困難がある人の理解と支援」でした。
まさに我が家に必要ではないか!!!と、
参加を即決しました。
藤堂先生ご自身も、息子さんもディスレクシアだそうで、
実体験に基づいたお話にぐいぐい引き込まれました。
また、お話がとてもお上手!
(なに目線!失礼!!)
ディスレクシアは確かに不便。
でも、読み書きができないことが幸不幸に直結はしない。
幸せかどうかのベクトルとは全く別なんですよとのこと。
ここで、まずほっとしました。
そして、今の私の息子への接し方は、
基本的にきっと間違いではないと確信も持てました。
ですが・・・!!
ここで、「なにー?!」と驚き反省するきっかけになったお話も・・・。
まず、手助けのし過ぎは禁物であると。
工夫する力がぐんぐん伸びるチャンスを奪ってはいけないと。
一見遠回りに見えるようでも、
「面白い道だね」と認めてあげましょうとおっしゃられていました。
耳が痛い・・・・
そう、私は常々、
「しんどいならこれをこうすれば楽になるらしいよ!」と
私が仕入れてきた知識や道具をモチオに即!使わせたがる傾向があります。
まさに“最短距離でゴールを目指す”です。
そして、嬉々として提案するのに
「いや、べつにいい・・」とモチオが言うと内心とてもがっかりします。
こんなに進みやすい道を発見したのに!
なんでそっちに行かないの?と。
これは、通級に通うようになってから気が付いた私の気持ち。
そして、通級の先生がモチオに接する場面を見ていて反省した私の姿。
そうなんですね、藤堂先生・・・!!
そして、実際に支援していると、
親の思う本人の困り感と、
実際に本人が感じている困りごとには
大きな違いがあることが多々あるんだそう。
ディスレクシアである本人の声をしっかり聴くことが
とても大切だそうです。
うううう反省・・・。
モチオはまだ低学年だし・・・
いってもまだ3年生だし・・・
と、いつまでも庇護する対象扱いをしていました。
モチオはうまれたときからそうだから、
自分の困り感をわかってないんだ!
私が支援してあげなくては!
困り感を言葉にできないんだ!
と勝手に思って突き進み過ぎていました。
藤堂先生はもちろん他にも勉強になるお話をたくさんされていたのですが、
私の胸にはこの流れがずしんと突き刺さりました。
焦り過ぎた母は猛省です。